2008年8月アーカイブ

PAL変換

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仕事で一度制作した作品を、NTSCからPALに変換する作業をすることになった。

 

局で働いているときは、いつも、いわゆる「PAL変換機械」のような

ハードウエアエンコーダーをかけて、一本10万位の値段で業者にお願いしていた。

 

当時はPAL変換は高価なものという意識が強く、しかも映像はひどく汚くそして、

カクカクしたものになってしまっていた。

よく、海外からの映像とかで画が汚いものをみると、

「あーPAL変換してんだなー」ってすぐに分かってしまう。

 

 

さて、今回PAL変換をするにあたり、単に映像を720×480からPALの720×576に

引き伸ばして、フレーム補完をかける作業をしたくなかった。なぜかというと、

画が汚くなってしまうし、画の大きさが縦に大きくなることで、

余白のバランスが非常に悪くなってしまうからだ。

 

 

手抜きはしたくない、我が同僚のキャプテン氏も「引き伸ばせばすぐに終わるけど、

僕らの作品なので作り直します」と意気込んでくれた。

 

 

というわけで、今回僕らが取ったワークフローを簡単にここで紹介したい。

 

 

そもそも映像の収録は当然29.97のノンドロップで行っている。

HDVの1440からSDに変換しているので、PALの画に合わせるときもHDVの素材からやり直した。

キャプテン氏いわく、「結構な作業」であった。

 

NTSCの方が画が小さいので...もう一度HDの大きさからダウンコンすることで、

画のクオリティを保つことができる。そしてフレーム補完は、アフターエフェクトだ。

PALのコンポジションに、そのままNTSCの素材を入れ込めば、

一気に変換することができるのだ!!!

 

 

pal.JPG

 

 

ただ、カットのお尻に1フレーム画が切れてしまうバグを発見。

3分弱のクリップで約2箇所ほど、このバグが出てしまう。

一度書き出してから、その部分を切る必要があるので、ちょっと厄介であった...うーん残念。

でもあの、汚くて、高価なPAL変換といイメージは払拭。

やっぱりノンリニアの方がずっとやりやすくて、お手軽でありました。

 

 

全部で20本弱を変換する、今回の仕事。

 

まだ4本しか出来てねー!キャプテン頼んだ~!

再生!昔のオプテロンPC

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今映像チームで使っているマシンはMACを入れて3台。

でも足りないので、もう一台購入することにした。

しかし、まだ足りない。

 

ということで、昔のオプテロンマシンを復活させることにした。

ところが、こいつがかなりの厄介者でなかなか思うように走ってくれない。

どうやらグラフィックカードがうまく動かない。XFXのGeforece7600GT。

昔流行ったやつだ。いろんなドライバーなんかがぶつかってるのかも・・・

 

 

machine.jpg

↑これをやりだすと、3日は時間がつぶれる・・・

 

思い切ってシステムを入れ替えて、購入時のBUファイルを読み込んだ。

今、これにCS3をインストール中。これはキャプチャーマシンとして動かす予定です~

 

うまく動けば、キャプチャー以外の作業をメインマシンで効率的に動かせます。

 

しかしCS3のインストールは時間がかかるぜー。

 

世の中にフルハイビジョンのカメラがいたるところで出回っている。

それも、SDカードなどのメモリー収録ができるタイプが

10万円を切る価格で手に入るのだ。

良くいろんな人に聞かれるのが、

「どうしてまだHDVで撮影しているんですか?」という質問だ。

 

確かに1920というフルハイビジョンとは違い、HDVは1440という「約ハイビジョン」というべき大きさだ。

しかし、世の中の1920で撮れる民生用のカメラは全てAVCHDという形式をとっている。

実はこのAVCHDが厄介ものなのだ。どう厄介かというと、圧縮のコーデックが複雑すぎて、

リアルタイムにパソコンで再生が不可能なので(現行で)ある。

つまり、編集をしたくとも、相当時間のかかるレンダリングか、

相当時間のかかるエンコーディングを行わなければ、タイムラインに乗らないのだ。

 

つまり、端的に言うと、この民生用のフルスペックHDのカメラは、編集などの作業に

全く向かないといえる。折角、HDでとっても、今のところとりだめて、

PCのCPUスペックが上がるのを待つしかないのだ。

昨年、アップルのファイナルカット製作チームと話をする機会があった。

そのとき彼らは

2010年まで、AVCHDをファイナルカットでネイティブに対応させることはしないだろう」

と言っていた。

 

さて、前置きは長くなったが、そんなAVCHDカメラを実用的にする機械がこれだ。

カノープスから発売されているADVC-HD50というマシン。

簡単なハードウエアエンコーダーだ。

これはAVCHDなどのカメラで、HDMI端子を備えているものであれば、

何でもHDVの信号に変えてしまう。

 

 

 

canopus.jpg

↑ADVC-HD50とパナソニックのAVCHDのカメラをHDMIで接続!

 

つまり1920→1440のダウンコンバーターともいえる。

これによって、HDサイズのまま、編集を楽にしてしまおうというものだ。

もっと大まかにいうと、「HDMIの映像信号を、FireWireのHDV信号に変えて、

どんどん編集しよう」という機械といえる。

 

使い方は簡単だし、べつに1440にリサイズしたところで、

そこまで映像の変化はないし(ダウンコンとはいえ、それほど分からないのが実情)、

変な話、PCの画面もHDVに変えて収録できる。

 

ただしPS3やBDなどのコピーガードは外せませんので、要注意~

 

これで我が家のAVCHDがワークフローに乗りました~!仕事増えるぜー!

ちょっと目を疑った。

来年出るとされる「REDスカーレット」の購入を目指して、

最新情報をいつもREDのホームページでチェックしている。

と、その時・・・「adobe support...」の文字が...!

 

オークリーの創設者で、REDを立ち上げたジム・ジャナード本人の言葉があった。

「今週中にもR3D(REDコーデック)がCS3のプレミアとアフターエフェクトにネイティブに対応します

って、おいおいおいおいおい!なんてことだ~

 

 

 RED.jpg

 

↑社長自らのコメント。偽りはないでしょう。http://www.red.com

 

 

つい最近ようやくXDCAMがCS3に対応して、2Kの編集が楽になるなーなんて思っていたら、

もう、4Kのファイルがネイティブでププレミアに乗るなんて、信じられません。

これで4Kのデータのオフラインからオンラインまでパソコンでできちゃいます。

しかも、アフターエフェクトにも対応しているということは、グリーンバックの処理など、

すごいことがお手軽にできでしまう・・・膨大なファイル変換がないというだけで、

確実なワークフローを組み立てられます。

 

今まで4KファイルのCG処理はIQなどの高価なマシンがないとできませんでしたが

これで、一気にPCで出力が可能になってしまった、ということに!

 

なんと恐ろしい時代!

 

前にも、ここで記したことがありましたが、REDはCFカードやハードディスクに

最高4Kの大きさのムービーを収録できるカメラ。

SONYやPanasonicなどといった、リーディングカンパニーを凌ぐ「性能」と「可能性」を持つ

デジタルシネマカメラとして一目を置かれています。

 

今回ネイティブでCS3上にファイルが乗ることで、一気にREDがデータカメラのトップへ

駆け上がるかもしれません。しかも来年でると言われる、3Kのスカーレットにいたっては、

本体だけで30万ちょっと。アクセサリーを含めても100万でそろえることができます。

これでHD以上の画質をもつと言うことは、これからほとんどのCM撮影は

このスカーレットで行われるでしょう。

 

今、上海問屋で350倍のCFカードが16Gで3万を切っています。

汎用メモリーを採用したREDの勝算はいかに???

問題はネイティブで編集するときの、必要スペックがどれくらいか要確認です。

おそらくADOBEからアップデートのお知らせが来ると思うので、可能になったら、早速検証してみます~

 

ってか、RED欲しい~欲しい~